よく乗る駅のホームの出来事。
いつも、その時間の電車を待っていると、反対側のホームに見ず知らずの人達に元気よくあいさつをする女子高生がいます。
彼女は、少し障害をもっている女の子です。
見ず知らずの人達に、元気よく大きな声であいさつをする姿はとても清々しく、見ず知らずの人達に中々あいさつを出来ない自分を恥ずかしく思い、彼女の純粋な姿に関心するばかりです。
その周りの中に一人、大学生位の女性がいつも彼女の隣にいき、周りの目も気にせずに仲良く話してる様子も、なんかギャップがあり微笑ましく眺めていました。
ギャップというのは、大学生位の女性がパッと見た感じが今時のおしゃれなギャルと言われそうなタイプだったから。
今日も何気なく、いつも見かける光景を眺めようと目を向けると、高校生の女の子がいきなり制服を脱ぎだし下着姿に・・・
えっ!!どうしたの?!何が起きたの!
周りもびっくりして止まってる・・・
大学生の女性もまだ来てない。
何かが気になったのか、また制服を着直してる。
僕は、(どうした・・・もう、電車来るよ・・・大丈夫かな・・・)と反対側のホームで・・・
ちょうど、その時にいつもの大学生が改札辺りに・・・
ふぅ〜
何か一安心と思いきや、電車がきたというアナウンス
高校生の異変に気づき、小走りで駆け寄る大学生
「どうしたの?大丈夫?もう電車きちゃうよ」
と大学生
急いで服のボタンを閉めてあげ、彼女の手を引き、荷物も抱え
チャイムと同時に飛び乗りセーフ・・・
皆がほっとした、瞬間でした。
そして、反対側からでも何もしてあげられなかった自分・・・
大学生の彼女は自分が乗り遅れてしまうかもしれない状況で、自分を犠牲にしてまで高校生の彼女を助けた。
きっと、彼女達も 毎日 その場所その時間に会うだけの関係だと思う。
本当の優しさであり思いやりだと思う。
彼女を見習わなきゃ。
表面的じゃなく、本当の優しさを。
人を思いやる気持ちを。
俺、全然だめだな〜って。
でも、少しでもそんな人になれるように。
たまに見かける彼女たちに感謝して、そして大切な事を教えてくれてありがとう。
by 人相の悪い・・・ひげのおじさん。